マッチングアプリが初めての人、これから利用してみようと思っている人の中には「アプリで会う人って危険じゃないの?」というように不安なこともあるかもしれません。マッチングアプリは不特定多数の人が自由に利用出来るものですから、中には真剣な交際ではなく違う目的で使用していることも稀にあります。2000年前後に流行り様々な事件などが起こった「出会い系サイト」が問題なったことで「マッチングアプリ」というものに対しても現在でも不安感を覚えている人も少なからずいるでしょう。
しかし、マッチングアプリは昔の出会い系サイトと呼ばれたものとは全く別物です。
まず、App Storeなどで配信するには様々な認可を受ける必要があります。もちろんストアから配信されたあとも「健全な運営体制」を維持しなければいけないので、24時間パトロールや監視体制はしっかりとしているところが多いです。それでも、ごく一部の利用者や悪徳業者などは、そういった健全な婚活や恋活を目指しているターゲットをカモにしようとしていることがあります。
ここでは、マッチングアプリを利用する上で「気を付けるべきポイント」や「あやしい利用者」に当てはまる特徴について紹介していきます。
マルチ商法の勧誘
職業やプロフィールなどで「副業や投資などで生活しています」といって豪華な写真などを載せているユーザーなどは注意が必要です。もちろん実際にそういったことで生計を立てている人も現実にはいますが、通常の常識で考えればそういった不労所得での富裕層が婚活や恋活にマッチングアプリを使うことはかなり可能性として少ないです。
逆に、投資詐欺やマルチ商法など怪しいビジネスの勧誘などをされる可能性もあります。やたらと稼いでいるアピールや持ち物などをアピールしてくるのは、心理的な誘導の可能性があります。
見分け方としては会話の中でやたらと「お金」の話などをしてくる場合には注意しましょう。また本当にそういった組織があるのか、会社があるのかなどを検索してみるという方法も有効です。
ネットナンパ
真剣な婚活や恋活を目的にマッチングアプリを利用している人がいる一方で、インターネットを利用したナンパ目的の利用者もまれにいます。こういった利用者はある意味正直で「遊び相手を探してます」といった文面であったり、自撮りはやたらとこだわっているのに、自己紹介がしっかりと書かれていなかったりと意外と真剣なユーザーとの差が分かりやすいです。
マッチングアプリで相手を探す時にはプロフィールなどをしっかりと確認するようにして、利用している目的をなるべく見分けるようにしましょう。怪しいと感じたら途中から無視しても問題はありません。
ワンナイト目的
マッチングアプリ上で一番見分けにくいのが、いわゆる「ワンナイト目的」のユーザーです。出会いたいという意識はあるため、意外と連絡などもマメであったりしますし、プロフィールなども興味を惹かれるような内容にしていることがあります。
こういったワンナイト目的の人を見分けるためにはいくつかコツがあります。
まず、アプリでやり取りをしている時に露骨に「会いたい」というワードを早めに切り出してきたり、すぐに連絡先を聞き出そうとしたりする傾向にあります。
特に男性の利用者は利用料金が違うので、早めにアプリ外へと誘導しようとする傾向が強いです。相手が会話の中で「自分のことを知ろうとしてくれていない」と感じたら、それはネットナンパが目的かもしれません。
まとめ
上記のような目的のユーザー以外でもいくつか気をつけるべきポイントはあります。よくあるのは、女性ユーザーのプロフィール写真がやたらとセクシーであったり、やはりお金に関連するような言動が多かったり、中にはやり取りをしている中で「依存性」を強調したりするような人には少し注意した方が良いでしょう。
具体的な対策としては、そのようなユーザーを見つけたらブロックして運営にしっかりと通報していくことや、マッチングして相手のことを信頼出来るまでは自分の情報(LINEなど)を安易に教えないようにすることです。
マッチングアプリでは最終的に「自分の身は自分で守る」ということを前提に利用する必要があります。そういった意味では、利用するのに身分証明が必須のアプリなどは安全性が高いといえます。仮に上記のような怪しい人は通報されて、どんどんと運営からアカウント自体が凍結されるからです。
実際に会ったあとに発覚した場合でも、断固として嫌なこと、怪しい勧誘は拒否することも大切です。真剣な婚活や恋活をしている人と、それ以外の目的の人ではやはり少しズレた部分が見えてくることもあるので、やり取りをする上でも慎重に相手を観察することも大事なポイントになります。ここまで色々と例を紹介してきましたが、危険なユーザーはしっかりと判断して、楽しいマッチングアプリライフを過ごしてみてください。